
左から藤井、塩見、小椋。
朝6:00に市大集合。今回の参加者は、塩見・藤井(市大野鳥の会・元会長)・小椋。 塩見さんが車を出してくれた上、駒ヶ根まで延々10時間、ぶっとうしで運転してくれた。高速を使わずずっと下道を通ったおかげで、青空の下、楽しいドライブ(軽なので座っているのが少ししんどかったけど)ができた。駒ヶ根に着く直前、車の走行距離メーターが11万1111kmになったので道路わきの駐車場でちょいと記念写真。
で、駒ヶ根のベルマールで今日の夕食と明日の朝食を買出して雪線へ。夕食は各自適当に買っためいめい食べるという味気ないものに…実は僕がぺミカンを作るのを忘れるという大ヘマをしたので、塩見さんが今日の夕食用に持ってきたぺミカンとチャンコ鍋の素を急遽山へ持っていくことに(これが後で少しばかりトラブルに…)なったからなんですが。
夕食後、少しミーティングしてから、明日は3:00起きということで20:00には就寝。ここのとこ少々睡眠不足+今日のドライブで疲れていたにもかかわらず中々寝られずイライラしながら一晩過ごした。

エープリルフールだがだいした嘘は出なかった。
約束通り3:00に起床して、朝飯は早々に済まし、4:00に出発。伊那谷のささやかな夜景が美しい。そして「南の風風力3」が煌煌しい。今日の晴天は約束されたようなもので月と星がよく見えた。5:00ごろ小黒川キャンプ場前で車止めゲートに出くわしたのでここから歩く。五時半ごろにはだいぶ明るくなってきた。
今回は長尾根ルートをとるので、桂小場登山口は通り過ぎてさらに林道をつめ、林道終点からは小黒川をつめる。積雪は50cmほどあったが、つぼ足で行けて、テープもしっかりついていたため迷うこともなかったが、雪崩の跡があったのが少し怖かったのと、一箇所橋が流されていて渡渉に難儀した。と、ここでトラブルが…休憩が終わり、いざ塩見さんがザックを持ち上げるとその付近の雪がどうも黄色っぽい。まさかとザックをあけると、何とチャンコの素が全部溢れ出していた。元々の原因が僕なのに、ツボにはまって一人で大爆笑してしまった…どうもすんません。
長尾根取り付きまでは大して苦もなく行けたが、ここの尾根の取り付きはかなり急で少々怖かった。難所を越えて見上げる稜線ははるか高く、尾根もかなり急峻なので先が思いやられる。最近忙しくて山も行ってないし、走ってもいないという塩見さんはこの辺りから少しペースが落ちはじめた。
とても温かい、したがって足はよく潜る。稜線に出るまでずっと樹林帯。ラッセルありしんどい。テープはしっかり付いているものの、木があっても滑落の怖さを感じるほどの箇所がでてくるほど急なので、僕もやがてバテ始めた。結局尾根の最後の方はずっと藤井さんがラッセルしてくれた。尾根の途中伊那谷・南ア・八ツなんかが見えるたび歓声を上げていたが、実は一刻も早く寝袋に入ることを考えていた僕でした…塩見さんと僕だけだったらきっと力尽き尾根途中でキャンプ。とにかくこの尾根での藤井さんの活躍は素晴しかった。
15:00ごろ、6時間ほどかけてやっと稜線に出る。ここからは塩見さんがハッスルして、西駒山荘まで頑張った、しかし僕はやはりだらだらと踏み後をたどるのが精一杯。体力よりもむしろ気持ちの点で萎えてしまった。やる気がどうも出てこない。山荘の中にテントを張らしてもらい、コンロなんか炊くとめちゃめちゃ温かい。まさに幸せ…ただチャンコ鍋の素は朝のうちに流れてしまったので、代わりに、マルタイ棒ラーメンのスープで味付け。ぺミカンそのものがよかったので割とおいしかった。
疲れているはずなのに全然寝れず寝袋の中でずっと起きていた。

3:30過ぎ起床。何となくだるくて登頂意欲が湧かない。しかも朝食のラーメンが悲劇的にまずかったので、テンションは↓。それでも素晴しい快晴に恵まれ5:40には出発。今日の行動は、西駒山荘から木曽駒ケ岳往復だけで距離も短く、難所も馬の背のごく一部ということだったが、僕は始めから足取りが重くのっけから2人に離されてしまった。
風は強かったけど、馬の背もそれほど大した事なく、難なく山頂へ。僕の消沈に比べて、藤井さんは生き生きとしていた。南方の宝剣など山頂からの景色にもいたく感動していた模様。帰りは往路を戻り、将棋頭山にも足を伸ばした。
小屋に着いたのは9:00過ぎ。塩見さんはずっと睡眠、僕は2時間ほどまどろんでから読書、そして藤井さんはというと、何と数学の教科書を、きちんと小屋のテーブルに腰掛けながら延々7時間近く眺めていたらしい。ただ、頭にはちっとも入らなかったそうな。それから16時の天気図を取って、晩御飯。キムチ鍋のできは素晴しかった。後は明日の天気さえよければすべてよし、てなわけで大半を小屋で過ごした一日が終わった。
夜また寝れなくて、23時ごろトイレ行った折、雪が入り口に積もって出口の開閉が大変だったと大騒ぎしたため、眠りかけた二人を起こしてしまい、大ひんしゅくを買った。

天候が崩れてきそうだったので心配していたが、外を見ると薄日が射して青空も見えていた。稜線は早々と終わり、樹林帯に入る手前で塩見さんの提案によってワカンを付ける。ワカンの紐の締め方が甘くて、歩き始めてすぐにはずれてきてしまい、塩見さんに「締め方が甘い。」と怒られてしまった。
下るだけなので非常に楽。だんだん高度が下がるにつれて温かくなってきて雪がべたべたしてきたものの、天候も崩れず、難なく桂小場に到着。やっぱ春はええわ〜と、ぬくい陽気に満足しながら、車窓から見える山に感慨にふける。
雪線に10時30分あたりには戻ってしまったので、朝風呂でもするかと、駒の湯まで出かけゆっくりとお風呂を楽しむ。風呂の後は各自ベルマールで買い込んだ昼食を食ってからは自由行動。塩見さんはお昼寝。藤井さんは光善寺に散歩。僕は読書。と、ここで久保田さんが雪線にやってきたのだが、僕たちが雪線を無断で使っていたので、今度からはきちっと連絡してから使うようにと2言3言注意をして帰っていった(今度からは必ず連絡します)。
17時くらいから、美味いと評判の店にソースカツ丼を食いに行く。1000円もしたが、それに見合うおいしさだった。雪線に戻ってから21時くらいまでずっとお話。結構深刻な話ができて面白かった。今の山岳部は…今の山で失われてしまったものは…今までの人生は…自分という人間は…云々。
安心していたので、そこそこ寝れた。

目が覚めて外を見ると、何と雪!今日も下道なので早く出る。南下して、標高が下がるにつれ雨に変わる。清内路峠を越えたころから回復してきて、中津川あたりで薄日。名古屋に入るころにはすっかり上天気。いつ見ても懐かしい生駒山にただいまを言って、大阪へ。16時ごろ着。
入学手続きの日で人がごったがえしている市大に戻ると、感慨も糞もなくなった。
今回は、大変!やる気が落ちていました。自分の感情があちこちと動き回ってとりとめがなく、歩いていると非常に不愉快になってくるのです。近いうちに、ぜひ山に(絶対に一人というのが絶対条件)しばらくこもっていたい気持ちになっています。単独行で、しかも移動ではなく、滞在型で!!アルピニズムではなく、今年は、個人的には、山の別の側面を求めていこうと思います。部の考え方のまとまりも無い事ですので(部員の意欲がバラバラ)、みんな集まっての恒例の行事以外は、個人の趣味を深めようと決心しました。これは、宣言。今年の山登りは、山遊びとして、全く一般的な娯楽として、去年のナンセンスな重苦しさは吹き飛ばして楽しく自分の欲求でぶつかって行きたいと思っております。
ともあれ、来てくれた二人にはまず感謝!長尾根は一人ではまず間違いなく登れませんでした。そして、藤井さんの現在の熱意の高さには驚かされましたし、感心しました。僕は、意欲の問題ですね。何か得られなきゃ行きたくもないし、トレーニングもしたくない。得られるものより、浪費しているものが多いという感がすると、どうしてもやる気が出てこない。
昨年度の感想は…得られるものより…浪費したものが多かった!!どう計算しても。まさに、こ・れ!浪費は浪費で、あって悪い事ではないと思いますが、いつまでも続くと堪りませんからね。そんなわけで、今年は、実験の年ということで。学校の方がやや忙しくなって、山へ行く時間は結構減ると思いますが、ひたすら自分の感情に任せて行く。これです。せっかくの大事な大学時代ですからね。手にしているものを大事に使わないほど愚かな事は無い、と思いました。